安部行政書士・社会保険労務士・FP事務所で掲載した平成28年のブログです。
小規模宅地等の評価減の特例とは、被相続人が居住用として使っていたり、事業で用いていた小規模宅地を相続した場合、土地の評価額を最大8割減額できるという特例です。
最低限の居住・事業の継続を守るために設けられている相続税課税価格の計算の特例制度と言えます。
●小規模宅地等の評価減の特例の概要
宅地の種類 |
取得者 |
限度面積 |
減額割合 |
|
居住用 |
特定居住用宅地 |
配偶者 |
330㎡ |
80% |
同居生計同一親族 |
||||
別居親族※1 |
||||
事業用 |
特定事業用宅地 |
親族 |
400㎡ |
80% |
特定同族会社事業用宅地 |
役員である親族 |
|||
不動産貸付用宅地 |
親族 |
200㎡ |
50% |
※1 一定の者に限る(過去3年以内に自己または自己の配偶者の所有する家屋に居住していなかったこと等)
●適用を受けるための要件
特定居住用宅地等
① 被相続人が居住していた宅地等
・配偶者が取得した場合
・被相続人と同居していた親族が申告期限までその宅地等を所有し、かつ、引き続き居住している場合
・配偶者及び同居相続人がいない場合で、相続開始前3年以内に本人または本人の配偶者の所有する家屋に居住したことのない親族がその宅地等を申告期限まで引き続き所有している場合
② 被相続人と生計を一にする親族が居住していた宅地等
被相続人と生計を一にしていた親族がその宅地等を申告期限まで所有し、かつ、相続開始前から申告期限まで自己の居住の用に供している場合
特定事業用宅地等(不動産貸付等を除く)
① 被相続人が事業を営んでいた宅地等
被相続人の親族がその宅地等を申告期限まで所有し、かつ、申告期限まで営んでいる場合
② 被相続人と生計を一にする親族が事業を営んでいた宅地等
被相続人と生計を一にする親族がその宅地等を申告期限まで自己の事業の用に供している場合
平成28年12月4日(日)
第2回「いしかわ創業塾2016」に参加しました。
今回のテーマは労務管理と補助金活用でした。
講師:中川義崇氏(特定社会保険労務士、中小企業診断士)
私は来年の夏に社会保険労務士としても開業予定なので、今回のテーマはとても興味がありました。
参加してみて、講義を受けてみると創業時にするべきこととして社会保険等の加入申請の話などは社労士の試験勉強に出てきた内容で、とても理解が深まりました。
行政書士の場合は、試験勉強の内容と実務の内容にはあまり接点がなかったので勉強した内容がそのまま講義などで聞けると嬉しい気持ちになりました。
今回はワークも少しありました。
内容は、与えられたテーマに沿って新たな取り組みをする際にどのような対応をするかを会社・従業員・顧客の要素毎に考えるというような感じでした。
発表担当になったので、グループで討議した内容を出来るだけわかりやすく伝えることが出来るように討議に参加しました。
最後に助成金や補助金の話もありました。
助成金は基本的には、条件を満たしていれば支給される。
補助金は予算があるので必ず支給されるとは限らないなどの話がありました。
補助金や助成金は企業・経営者相手の仕事をするには必要な知識だと思うので大変勉強になりました。
現在、小規模事業者持続化補助金の公募期間です。
持続化補助金の主な着眼点
1.社の経営状況分析の妥当性
2.経営方針・目標と今後のプランの適切性
3.補助事業計画の有効性
4.積算の透明・適切性
私も新しい取り組みを考えているところなので、自分のために一度応募してみようと思っています。
平成28年11月29日(火)
白山市認知症講座「正しく知ろう 認知症」
に参加してきました。
講師はときわ病院の中本理和氏
内容は
1.脳のしくみ
2.認知症とはどういうものか
認知症とは:脳の疾患。様々な障害により、いったん正常に発達した脳の働きが低下した状態をいう。
3.認知症の種類
アルツハイマー型認知症:50% 脳血管性認知症:20% レビー小体型認知症:10% その他:20%
アルツハイマー型認知症
最も多い認知症の疾患
症状と経過
第1段階(社会生活が送れない):軽い物忘れ→難しい仕事では失敗する
第2段階(日常生活が送れない):仕事、夕食の準備、家計の管理、買い物での失敗→適切な洋服を選べない、入浴で手助けが必要→着衣、入浴、トイレなどが出来なくなる
第3段階(自分の命が守れない):歩けない、座れない、食べれない、しゃべれない、寝たきり状態
レビー小体型認知症
レビー小体と言われる変性タンパク質が脳・脊髄の中枢神経や交感神経系に多数出現し、神経細胞変性をきたす病気
症状:幻視(見えないものが見える)、パーキンソン症状、意識レベルの変動(突然意識を失って、しばらくすると意識が戻るなど)
脳血管性認知症
脳血管障害(脳出血、脳梗塞など)によって脳の神経が障害されて起こす認知症
障害された部位に応じた症状が出現する(失語症、実行機能障害、注意障害、理解障害、片麻痺、視力障害など)
4.認知症の症状:中核症状と行動心理症状
中核症状:記憶障害、見当識障害、思考・判断・遂行障害、注意集中・分散の障害、失行・失認・失語
行動障害:徘徊、多動、不潔行為、収集癖、暴言・暴力、介護への抵抗
心理症状:不安、焦燥、妄想、幻覚、抑うつ
5.認知症の治療
死んでしまった神経細胞の再生は出来ない
現在のところ認知症の根本的治療薬はない
できること:死ぬ神経細胞数を減らす、生きている神経細胞の保護、死んでいく速度の緩和化
6.認知症の予防
絶対的な完全予防法はない
なりにくくする、発症を遅らせる
予防
①生活習慣
食生活:野菜・果物(ビタミンC・E、βカロチン)、魚(DHA、EPA)をよく食べる。赤ワイン(ポリフェノールー)を飲む
運動習慣:週3日以上の有酸素運動
対人接触:人と良くお付き合いをする
知的行動週間:文章を書いたり、読んだり、ゲームをする。
睡眠週間:30分未満の昼寝、起床後2時間以内に太陽の光をあびる
②脳を鍛える
エピソード記憶:2,3日遅れの日記をつける。
注意分割機能:料理を作るとき一度に何品か同時進行する。仕事や計算をテキパキと行う。
計画力:買い物計画、旅行の計画、囲碁・将棋・麻雀などのゲームをする
7.認知症の対応
認知症の人への対応ガイドライン:7つのポイント
①まずは見守る
②余裕をもって対応する
③声を掛ける時は1人で
④後ろから声をかけない
⑤相手に目線を合わせてやさしい口調で
⑥おだやかに、はっきりした話し方で
⑦相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
私自身、働いている施設で認知症の方の対応をしています。今回の講座はなるほどと思うことも多く、大変勉強になりました。
私は、経験と知識を合わせることでよりより介護が出来るようになると思っています。今回学んだことを現場での行動に繋げていきたいと思います。
平成28年11月27日(日)
石川県商工会連合会「研修室」
第1回いしかわ創業塾2016に参加しました。
講師は税理士法人マネジメントの山根氏でした。
私は、来年の夏を目途に社会保険労務士の事務所を開業するつもりです。
行政書士、ファイナンシャルプランナーとして既に開業していますが、この機会に一度勉強させて頂こうと思い参加しました。
<研修内容>
テーマ:商売繁盛にはワケがある!
(1)創業者の心構え
(2)経営の基礎知識~知らないでは済まされないこと~
(3)ビジネスモデルの構築~成功のカギ、儲けのツボ~
(1)創業者の心構えや(2)経営の基礎知識では創業者として知っておくべき知識を抑えた上で、(3)成功のカギ、儲けのツボでは、どのように創業期を過ごしていくかについてのヒントを掴むことが出来ました。非常に興味深い内容が多く、いろいろ勉強になりました。
経営に失敗はない。失敗は明日の成功への第一歩。
あきらめた時点で失敗になる。とのお言葉には共感が持てました。
私も行政書士として、起業のお手伝いをすることがあります。
許認可が必要な業種で起業をされる方の、許認可手続きなどでお手伝いが可能です。
許認可が必要な業種には・・・
飲食店業、喫茶店営業、食品製造業、旅館業、ペットショップ店業などは保健所
他にも建設業、産業廃棄物処理業、宅地建物取引業、貨物輸送業、古物営業、障がい者支援施設などは県庁やその他官庁
また社会保険労務士として開業すれば、社会保険関係の届出書類の作成や助成金の申請などのお手伝いも出来るようになります。
これからは自分自身の創業だけではなく、多くの方のお手伝いが出来るように頑張っていきたいです。
日本FP協会では全国8箇所で定期的にファイナンシャルプランナーによる無料体験相談を実施しています。
金沢でも無料体験相談を実施しており、私も相談員に登録して相談を受付させて頂いています。
無料相談体験では
・家計管理や家計収支を見直す方法は?
・お金の運用方法は?
・子供の教育費の目安は?
・保険の見直し方法は?
・老後の生活設計を立てるには?
などいろいろな相談をすることができます。
事前予約制で相談時間は50分、CFP認定者が中立公正の立場でくらしとお金に関する相談にお答えしています。
私も専門外の相談を受けることもあり、日々勉強しています。
日本FP協会のホームページには申込方法などの情報も載っています。
日本FP協会のホームページはこちらへ
お金のことをFPに相談してみたいけどと思っている方は、まずは無料でFP相談を体験してみるのもいいと思います。
金沢ボランティア大学の障害福祉コースでは前回の学習から聴覚障がい者へのサポートについて学んでいます。
第18回、第19回の学習では、手話を学びました。
手話には日本手話と日本語対応手話があるそうです。
日本手話・・・ろう者が昔から使ってきた自然言語。顔の表情や指差し、視線の活用を含める。
日本語対応手話・・・日本語をそのまま手話に活用したもの。
講義では手話を使って、自己紹介をしようということで自分の名前や年齢、家族構成などを手話を使って表現する方法を学びました。
数字の数え方や家族の続柄別の表現方法など初めて学ぶことばかりですが、とても興味を持って学ぶことが出来ました。
手話は表情やジェスチャー、口の形なども参考にして相手が伝えたいことを理解する感じがします。
今は基本的な表現方法を学んでいるところですが、毎回新しい発見があってとても楽しく過ごしています。
金沢ボランティア大学での学習も後半に入ってきました。これからもいろいろと学べたらと思います。
平成28年度の社会保険労務士試験に合格しました。
社会保険労務士試験オフィシャルサイトを見て合格していたことはわかっていましたが、実際に合格証書や試験結果のはがきを見ると本当に合格したんだという実感が湧いてきてとても嬉しい気持ちになりました。
私は介護の仕事をしながら、行政書士・ファイナンシャルプランナーとして個人事業所を開設しています。
これまでは行政書士として会社設立や許認可業務をしても、その手続きが終わればその後の業務には繋がりませんでした。
社会保険労務士の登録を受けた後は、労働関連の書類や就業規則などの帳簿書類の作成、助成金の申請など業務の幅が広がりお客様のお役に立つことが出来るようになります。
ファイナンシャルプランナーとしての相談業務についても、年金や社会保険の知識を活かしてより具体的で正確なプランの作成が可能になると思います。
私は実務経験がないので、すぐに社会保険労務士の登録は出来ません。
実務指定講習を受けてからの登録となります。
試験の合格はスタートでしかありませんが、早く社会保険労務士の登録を受けて実際に業務を行いたいと思います。
11月13日(日)金沢ボランティア大学校で初のボラ大フェスタが開催されました。
ボランティア大学校では生徒が各コースに分かれて勉強していますが、私は障害福祉コースに所属しています。
障害福祉コースでは、車椅子体験会、点字体験会、福祉機器の展示会を実施しました。生徒はそれぞれ担当に分かれてお客様の対応をしました。
車椅子体験会では、金沢福祉用具情報プラザさんから車椅子をお借りして生徒が簡単な使い方の説明をした上で、実際に自走してもらいました。
一回乗ってみようかなと体験してくれる方が多くいました。
点字体験会では点字機を使って、自分の名前のしおり作りをして頂きました。かわいいシールを貼って、自分だけのしおりを作ることが出来るので多くの方に喜んでいただけました。
福祉機器の展示会では、石川県視覚障害者情報文化センターさん、金沢福祉用具情報プラザさんから福祉機器をお借りして展示会をしました。
始めて見る福祉機器について、自分も将来使うかもしれないからと熱心に質問される方も沢山いらっしゃいました。
コミュニティカフェあひるの子さんのブースでは、介助犬タフィちゃんのデモンストレーションが行われました。
補助犬には盲導犬、聴導犬、介助犬の3種類がいます。
盲導犬はよく知られていると思いますが、介助犬は身体の不自由な方のために、落としたものを拾ったり、物を取ってきてくれたり、日常生活の手助けをしてくれます。
初めてデモンストレーションを見学させてもらいましたが、とっても勉強になりました。
お客様はボラ大の生徒も多くいましたが、生徒以外の方も見学に来てくれてとても多くの方に参加して貰えました。
生徒が準備段階からどのようなことをするか、企画して発表することが出来たのでとても素敵な経験が出来ました。
金沢市にはボランティア大学校があることを多くの方に知ってもらって、ボランティア活動に興味を持つ方がどんどん増えてくれると、地域にとっても素晴らしいことだと思います。
これからも少しでも地域社会のお役に立つことが出来るように、ボランティア活動に参加していきたいと思います。
FPジャーナル11月号
特集ページ『介護現場のファイナンシャル・プランニング』
P14に私の記事が掲載されました。
介護現場で活躍するFP
介護業界と関わりを持つFPは、実際どのようにFP知識を介護の領域で活かしているのか。これまでの歩みや現状の課題、今後の抱負などについて3人に話を聞いた。との内容でその一人目として掲載されています。
私は介護施設で介護福祉士として、実際に介護の現場でも仕事をしています。
現場で働いているからこそ、どのようにして介助が行われているのか?現場の職員はどのような考え方で働いているのか?など介護現場の実際を理解しています。
またファイナンシャルプランナーとして介護保険や福祉に関わる制度の知識も分かります。
在宅で介護をしている介護者の気持ち、介護を受ける方の気持ちも考慮して、丁寧にいろいろな相談を受けさせて頂いています。
又、記事の中では障がいのある方へのボランティア活動のことも紹介しています。
ボランティア活動を通して、介護だけではなく福祉全般(高齢・障がい・児童)の知識や人脈も少しづつ増えてきています。
ファイナンシャルプランナーとして仕事をする上で、士業の方やその業界の方と協力して活動をすることは有効だと思っています。
ボランティアを通して、地域に貢献することも出来ますし、感謝の気持ちを伝えて頂けることも増えました。とても嬉しいことです。
これからも自分の出来る範囲でボランティア活動を続けていくつもりです。
ファイナンシャルプランナーとしての相談業務だけでなく、介護の仕事、行政書士の仕事、ボランティア活動をこれからも続けていきます。
ボランティア活動に関することはfacbookページでも発信しています。よろしければこちらもご覧ください。http://www.facebook.com/abeborantia/
ボランティア全国フォーラムの2日目は、1~5までの分科会に分かれて、各分科会ごとにテーマに沿って講演や事例報告などがありました。
私は第3分科会に参加しました。
内 容:「非営利組織を育てる財源について考えよう~出し手と受け手の思いをひとつに~」
講 師:鴨崎貴泰氏(日本ファンドレイジング協会 事務局長)
コーディネーター:山内秀一郎氏(中央共同募金会 企画広報部副部長)
パネリスト:東郷琴子氏、木村真樹氏、鷹尾大英氏
私は行政書士の仕事もしているので、NPO法人の設立などにも携わることが出来るためこの分科会を選択しました。
基調講演:非営利団体の育ちという観点でのファンドレイジングのあり様とトレンド
講師:鴨崎貴泰氏
日本ではまだまだ寄付文化が欧米と比べると弱いと言われているが、今後伸びしろは大きいとも言える。震災の際には個人寄付が約1兆円に上り、震災後減ってきているが震災前と比べると伸びている。
非営利団体の成長を加速させるために、ファンドレイジングがある。
ファンドレイジングとは「NPOが活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称」
寄付の使途を明確にして、活動への共感を得ることで寄付者に選択される。
また、遺贈寄付の可能性やクラウドファンディングなどのお話もとても興味が持てました。
パネリストの話の中では、資金の出し手がどのような考え方で助成金を出すのかや、いろいろな資金の出し手のお話は勉強になりました。
NPOが安定的な資金源を獲得し、持続可能な組織となるためにどうしたらよいか?について少しですがわかったような気がしました。
分科会の後、最後に各分科会の報告があり情報共有の場がありました。
いろいろなお話があり、大変勉強になりました。
今回2日間、ボランティア全国フォーラムに参加してボランティア活動の必要性やどのようにして継続的に活動をしていくかについてのヒントが少し掴めたような気がします。
これからも出来る範囲にはなりますが、ボランティア活動を通じて社会(地域)貢献ができればいいなと思います。
ボランティア全国フォーラム2016が、11月5日、6日の2日間に渡り、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。
最初に主催者挨拶が下記両名よりありました。
「広がれボランティアの輪」連絡協議会 会長 山崎美貴子氏
社会福祉法人全国社会福祉協議会 常務理事 渋谷篤男氏
これまでは全国ボランティアフェスティバルとして24回開催されてきましたが、今回よりボランティア全国フォーラムとして「お祭り」から「研究・協議の場」として開催されるとのお話がありました。
次に記念講演として
神奈川県立保健福祉大学名誉学長 阿部志郎氏よりボランティア・市民活動の未来として社会の変革とボランティア・市民活動の変遷についてお話しがありました。
日本と欧米のコミュニティー形成の過程の違いや市民参加のモデルとして秋田県大潟村のお話をして頂きました。互酬の考え方などとても参考になりました。
トークセッションⅠでは
【内 容】
ボランティア・市民活動はどこへ歩むのか
~これまでの歩みと次への一歩~
コーディネーター:上野谷加代子氏
登壇者:原田正樹氏、石黒学氏、田尻佳史氏、仁平典宏氏
・ボランティア活動を通して、統計調査だけではわからない社会的ニーズがわかる。
・施設介護から在宅介護への移行に伴い、行政だけでなく地域住民の参加が必要になる。
・行政は公平性が求められるが、ボランティアは自由度がある。個々の対応は行政では限界がある。
・ボランティアとは相互実現の途。自己実現だけではない、相互に支えあう。
・NPO・市民活動の課題としては
運営基盤、組織基盤の脆弱さ/地域による認知度と期待度の差/団体間の連携・協働が弱いなどがある。
・危機感がNPO・市民活動を育てる。若者を巻き込み、誰もが参加できる仕組みづくりが大切。
・介護保険改革など公的な社会保障からコミュニティー(ボランティア)へという流れが今後加速する。
トークセッションⅡでは翌日の分科会の概要についてお話がありました。
講演会・トークセッションの後は、交流会がありました。
そちらにも参加しましたが、全国からボランティアや社会福祉協議会などボランティア活動に関わりのある多くの方が参加されて、いろいろなお話が聞けました。熱い気持ちを持った方が多くて、大変盛り上がりました。
私は全国規模のボランティアの集まりには初めて参加しましたが、いろいろな方との出会いや講演会などを通して気付きなどもありとても有意義な一日でした。
10月28日(金)
金沢ボランティア大学での17回目の講義がありました。
内容:聴覚障がいの理解
講師:山本睦子氏(金沢市聴力障害者福祉協会)
今日の講義は、講師より手話で行われました。
手話通訳者の方と要約筆記の方も来られていて、それぞれ講義の内容を通訳・要約筆記して頂きました。
私は、ボランティアや介護の施設での勤務などで視覚障がいのある方や耳が聞こえにくい方と接する機会はありましたが、ろう者と接する機会はこれまでもなかったので大変勉強になりました。
全く聞こえない人はろう者。
中途で聞こえない人は中途失聴者。
ろう者の生活は、いろいろと不便があるそうです。
・トイレに入っていて、ノックされてもわからない。
・部屋に入るときノックされてもわからない。
・災害時などサイレンの音が聞こえない。
・耳が遠いのかと思われて、耳元で大きな声で話をされても聞こえない。
特に災害時などは、知らせてほしいとの事でした。
運転免許証のお話もして頂きました。
昔は免許を取ることは出来なかったが、少しづつ緩和されて今では条件付きで取れるようになったそうです。
ワイドミラーをつける事、補聴器を使うこと、蝶々のマークを車につけることなどが条件だそうです。
私は今まで初心者マークは知っていましたが、蝶々のマークを付けている車に出会ったことありませんでした。
また、福祉機器もいろいろあってお知らせランプ(訪問時やお湯を沸かしたとき、赤ちゃんの泣き声に反応するものなど)は便利だそうです。
障害福祉コースでは、今後数回は聴覚障がいのある方に関する講義が続きます。
これまで知らなかったことをいろいろと勉強できそうなので頑張ろうと思います。
また、金沢ボランティア大学のフェスタのパンフレットも出来たようです。各コースいろいろと準備をしているようです。
私の所属する障がい福祉コースも車いす体験や点字機の体験、福祉機器などの展示などを企画しています。
ボラ大初のフェスタも楽しみです。
白山市で行われている認知症講座に参加してきました。
認知症講座は、認知症の予防方法や治療方法、認知症の方への対応について3回シリーズで行われています。
第1回目は白山市民交流センターで行われました。
題目:認知症と向き合うということ(家族の立場から)
講師:山谷 靖昌氏
山谷氏は介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア専門士などの資格を持ち、若年性認知症の妻の介護をされている方でした。
最初にその介護の状況を時系列に説明して頂きました。
在宅で介護をされている様子を、病状の悪化に合わせて説明して頂き、在宅介護の大変さがよくわかる内容でした。
次に「認知症と向き合うということ」という内容で、認知症に関する基本的な知識や、在宅で介護をするご家族の視点からそのご家族に対するケアの重要性などをお話しいただきました。
<認知症にはこんな兆しが>【認知症サポーター養成講座「あつまらん会ネ」資料より】
1.物や人の名前を忘れてあれ、それが多くなる。孫の名前を思い出せず「この子、誰」と受け答えするようになる。
2.怒りっぽくなったり、表情が乏しくなったり、人が変わったようになります。
3.テレビ番組に関心がなくなり、熱中していた趣味をやらなくなる。料理・掃除など家事をやりたがらなくなります。
4.同じ話を何度も繰り返したり、同じ場所を行ったり来たりする。引き出しなどを意味なく開け閉めする。
5.今まで社交的だった人が出かけることをおっくうがって、家に閉じこもる。
6.失敗が多くなり言い訳をする。鍋を火にかけっぱなしにするなど、料理もうまく出来なくなる。その際人のせいにしたり作り話をします。
<認知症をよく理解しましょう>【認知症サポーター養成講座「あつまらん会ネ」資料より】
1.話したことをすぐに忘れてしまい、食べたことなど体験全体も忘れる。たった今のことからさかのぼって昔の世界に戻る。
2.家族介護者のような、より身近な人に対して認知症の症状がより強く出ます。
3.自分にとって不利なことは認めません。作り話は、記憶障害(物忘れ)の認識がないため、無意識に補うために起きるようになります。
4.しっかりした面がある一方で、正常でない行動をするなどの症状が混在します。
5.何かに集中すると、そのことから抜け出せず周りが否定するほどこだわり続けます。
6.言ったり、聞いたり、行動したりする記憶はすぐに忘れますが、その時に抱いた感情は残ることが多いのです。
私も、介護施設で働いており、認知症の方の対応もしているので納得できる点が沢山ありました。
最後に「認知症家族をケアすること」という内容でした。
認知症介護(家族介護)の場合は、ご家族は信頼してきた人の変わりゆく姿を見ることの悲しさとやるせなさを抱えつつ、介護している。
在宅介護の場合は、ケアする人は二人いる。それは、要介護の人と、その世話をして様々なストレスにさらされている家族介護者である。
私は施設で介護をしていますが、何年か一緒にいるとその人が変わっていく(病状が悪化する)様子を見ることになります。その際は、やはり悲しい気持ちになります。
ご家族であればさらに長い年月一緒にいるので思い出も多くて、その変わっていく様を見るのは本当につらいことだと思います。
今回の講座に参加して、これまでの自身がしてきた介護を振り返るいい機会になりました。
忙しいということを言い訳にせずに、ご本人、そのご家族のお気持ちを踏まえた対応をこれからもしていかなければならないと思いました。
10月22日(土)
FPフォーラム2016inいしかわに参加しました。
準備段階から参加していたので、多くのお客様が参加されてとても嬉しい一日でした。
<内 容>
継続教育研修会:10:00~
講演会:13:00~
無料個別相談会:10:30~15:00~16:00~(3回)
継続教育研修会は講師:熊野英生氏、テーマ:マイナス金利の影響についてで行われました。
私は無料個別相談会の受付をしていたので、参加することは出来ませんでした。
参加した方に内容を聞きましたが、とても参考になる内容だったとのことでした。
講演会は講師:畠中雅子氏、テーマ:たのしく覚える、お金と節約の基本でした。
講演会は参加させて頂きました。
最近の家計の動向や老後資金の考え方、教育資金や住宅ローンの組み方などFPであればよく相談を受ける内容について講演を聞くことが出来てとても参考になりました。
無料個別相談会は2回目のサブ担当として相談を受けました。
少しでも相談者の方のお役に立つことが出来ればと思い、相談を受けさせて頂きました。
まだまだFPがどのようなことをしているのか、よくわからないという方は多いと思います。
このようなFPフォーラムなどの活動を通じて、地域の方々にファイナンシャルプランナーの活動を知って頂き、FPがどのような相談を受けているのか?など身近に感じて頂ければいいなと思います。
遺言とは自分の死後に効力を発生させる意思表示です。
ではどんな場合に遺言を書き記すとよいのでしょうか?
私は遺言は残された大切な人・家族が困らないように残すものだと思います。
ですから、遺言があることで無用な争いを防ぐことが出来るときや遺言がないと大切な人に相続させることができないときに書き残しておくとよいと思います。
具体的には下記のケースが考えられます。
1.子供がいない場合
夫婦に子供がいない場合の法定相続は、夫が亡くなったとすると妻と親、親も亡くなっているときは妻と兄弟姉妹になります。
妻と兄弟姉妹の場合には、遺言を残すことで愛する妻にすべての財産を相続させることが可能です。それは兄弟姉妹には遺留分がないために、すべての財産を愛する妻に相続させる旨遺言することでそれが可能となります。
2.内縁の妻がいる場合
内縁の妻(婚姻届けの提出をしていない場合)には相続権がありません。長年連れ添っていたとしても、遺言がないと内縁の妻は財産を相続することが出来ません。
※法定相続人がいない場合には、特別縁故者として財産を取得できる場合があります。
3.先妻の子と後妻がいる場合
先妻の子と後妻の間では争いが起こるケースも多く、争いの発生を未然に防ぐためにも遺言で相続分を定めておくとよいでしょう。
4.相続人以外の者に相続させたい場合
法定相続人以外の者は、相続により財産を取得することが出来ません。遺言で財産を遺贈する旨定めておくことで財産を残すことができます。ただし、法定相続人がいる場合(兄弟姉妹以外)には、遺留分についても考慮の上、遺言書を作成する
必要があります。詳しくは専門家に相談するとよいでしょう。
5.個人で事業をしている場合
個人で事業をしている場合には、相続財産も高額になっていたり、不動産等分配が困難な財産が多いために争いとなり、事業用財産を複数人に分配することなったり、争いが長期化することで事業の継続が困難となるケースも出てきます。
家業を特定の相続人に継がせたい場合などは遺言を残しておくとよいでしょう。
6.特定の相続人に多く相続させたい、相続人ごとに相続させる財産を指定したい場合
上記のケースなどは、遺言をしておかないと被相続人の思っていたような相続とはならないケースが多いでしょう。
また、遺留分も考慮して遺言を残す必要があります。
7.相続人が全くいない場合
相続人がいない場合は、遺産は国庫に帰属することになります。
お世話になった人に遺贈したい、または特定の団体に寄付したいなどの場合には遺言をしておく必要があります。
上記の場合以外にも、遺言をしておくことで無用な争いや相続手続きの長期化を防ぐことができるケースが多くあります。
遺言を書いてみたいけど、どうしたらよいか分からないなどお困りの際はお近くの専門家、当事務所にご相談ください。
お問合せ・ご予約はこちらへ
平成28年10月21日(金)
金沢ボランティア大学障害福祉コースの第16回目の講義がありました。
内 容:就労移行支援の現場から~私たちができる事~
講 師:中山 肇氏(リエゾン代表)
1.日本の障がい者社会参加(就労)の歴史
・日本で最初の障がい者は恵比須様
・インクルージョンとは:すべての人々が多様な個性をもって、自分らしく社会と組織に参加し、最大限に力を活かす。
・障がい者福祉サービス
介護給付:生活する際の介護が必要な人
訓練等給付:働くための訓練をする人
地域生活支援事業:市町が地域の状況にあわせて実施するサービス
・訓練等給付
就労継続支援:会社で働くことが困難な人が支援を受けながら働く場
就労移行支援:会社で働く力を付ける
2.就労移行支援サービス事業所リエゾンの実践
・訓練支援プログラム:アセスメントツールの活用、作業のデータ管理により企業に就職する際の説得力につながる。
・施設外就労:実際の企業で仕事を体験し、環境のアセスメントを行う。個々人に応じて適した仕事をしてもらうことで継続につながる。
・プロボノ:プロ(各分野の専門家)がボランティアとして来て知識・スキルなどを教えてくれる仕組みがある。
・障がい者就労支援に必要なこと
アセスメント・モニタリング:自己理解を深める
ジョブマッチング:自分の働きやすい環境を探す、慣れる
仕事定着・フォローアップ:働き続ける支援
3.社会・企業目線での障がい者の就労
なぜ企業は障がい者を雇用しないのか?や企業が障がい者を雇用する動機や障がい者に関する制度などの説明を受けました。
4.まとめ
就労移行事業サービスの個性
・福祉支援の仕方の違い
自分でできる事を増やす
・サービス利用者の満足度と支援者のミッション
支援員や事業者の評価は目先ではなく将来
講義を通し就労移行支援とはどういうものかについて、理解が深まりました。とても分かりやすい講義で大変勉強になりました。
金沢ボランティア大学では11月13日(日)に
フェスタ2016が開催されます。
障害福祉コースでもフェスタに向けていろいろ準備しています。
この日は講義の後で、生徒数人とルキーナさんに行って展示する福祉用具を見に行って、貸し出しの手続きをしてきました。
その後で、お茶をしようという話になって、数人で近くの謎屋珈琲店に行っていろいろと話をしました。
生徒同士の交流も深まり、有意義な一日になりました。
今日は、私が所属するボランティア団体あい・サポート白山主催の健康ハイキングに参加しました。
白山市社会福祉協議会の福祉バスを利用して、視覚障がいのある方12名にボランティア6名の参加でした。
コースは白山市福祉ふれあいセンターを出発し、
白山白川郷ホワイトロード三方岩、
中宮温泉ビジターセンター、
鉄鍋フォンデュの宿牛王印、
道の駅瀬女などを回るコースでした。
今日はとても天気がよく、白山白川郷ホワイトロードではきれいな景色を見ながらドライブ、団体代表のガイドでどのような景色かの説明がありました。
雲一つない天気で白山もとても綺麗でした。
三方岩周辺で記念撮影をして、周辺の散策。
移動支援やトイレの支援のお手伝いをしました。
鉄鍋フォンデュの宿牛王印では、美味しい昼食を食べました。
イワナの塩焼きは頭からすべて食べることが出来て、美味しかったです。
ボランティアとして、どのようなメニューかの説明をしながら参加者の方と一緒に食事をしました。
道の駅瀬女では、移動支援に買い物支援をしながら、参加者の方の買い物のお手伝いをさせて頂きました。
今日は一日天気が良くて、ボランティアとしての参加でしたが私自身も十分楽しませていただきました。
あい・サポート白山が主催する年に一度のイベントなので無事ケガ人もなく、終えることが出来てよかったです。
バスの中も会話が絶えることなく、皆さんにも楽しんで頂けていれば嬉しいです。
平成28年10月15日(土)
『FPフォーラム 2016in いしかわ』運営委員会議に参加しました。
『FPフォーラム 2016in いしかわ』は10月22日に開催されます。
午前中は継続教育研修会、午後は講演会。
個別相談会も午前・午後の3回に分けて行われる予定です。
会議では継続教育研修会、講演会の司会や受付、誘導係、個別相談会の担当を決めたりしました。
私は支部の継続教育委員をしているので、午前中は継続教育研修会の担当です。
午後は個別相談会に参加することになりました。
FPフォーラムは年に一度のイベントなので多くの方が参加して頂けるように、支部の会議で検討が行われて開催されます。
当日は、より多くの方が参加して頂ければ嬉しいです。
平成28年度金沢支部行政書士無料相談会が、10月1日、2日の2日間に渡り開催されました。
私は、10月1日はアルプラザ津幡、2日はアピタ松任店での無料相談会に参加させていただきました。
両日ともに午前中のみの参加でしたが、相続や遺言に関する相談を副担当として受けさせて頂きました。
相談者との相談は主に主担当が担当しますが、その相談の受け方など大変勉強になりました。
私も今、遺産分割協議書作成の仕事を受任して対応していますが、内容はその相続毎に異なります。
いろいろな相談を受けることで、私の知識の幅も広がり、より相談者にご満足いただける提案ができるようになると思います。
これからもこのような機会があれば、積極的に参加したいと思います。
今日は石川県障がい者ふれあいフェスティバルに参加してきました。
場所:石川県産業展示館4号館
今回は登録しているボランティアセンターからのメールで、イベントがあることを知り、応募していました。
いつもは、所属しているボランティア団体や社会福祉協議会を通してボランティア活動をしていますが、今回はメールからの案内を見て応募したので何をするのか事前にあまり知らされていませんでした。
私はゴールボールという競技の体験コーナーの担当で、タブレットで初めてその競技の映像を見ました。
初めて聞く競技でしたが、パラリンピックの種目で、リオ・パラリンピックに出場した浦田理恵さんが午後から参加されるとのことでした。
音の鳴るボールを投げて、相手のゴールに入れる競技でしたが、目には特製のゴーグルをして全く見えない状態でボールを投げたり、受けたりするので、ボールの鈴の音だけが頼りで最初はちょっと怖かったです。
後は、ふわふわテレ金ちゃんの遊具やお菓子の試食のブースにも手伝いに行ったりして、ほかのボランティアの方達と協力していろいろお手伝いをさせて頂きました。
ボランティアには、飲食屋台コーナーで使える金券も配られたので、休憩時間に、おいしいカレーを頂きました。
たくさんのお客様も来られるイベントだったので、活気もあってとても楽しい体験をさせて貰えました。
私は、障がいのある方のスポーツ大会などにもボランティアで参加しているので、知っている方も増えてきたようで、顔見知りの方と出会うことも増えてきています。
ボランティア同士の交流がもっと増えて、ボランティアの輪が広がればもっと暮らしやすい地域になるのではないかと思います。
これからも積極的にボランティア活動をしていきたいと思います。
行政書士会金沢支部の研修会に参加してきました。
第1部 テーマ:『相続・遺言について』
第2部 相続相談ロールプレイング
説明会:金沢支部無料相談会相談員等説明会
第1部では講師の先生から相続・遺言についての講義がありました。
相続についての相談を多数受けている先生の講義でとてもわかりやすく勉強になりました。
遺産相続の4大トラブル
1.遺産相続で争いになる
2.相続手続きが進まない
3.相続税が払えない
4.借金の相続
それぞれのケース毎の対応やトラブル防止の為の対応など参考になる点がありました。
私の場合はFPとしての知識もあり、その知識も応用する事でいろいろなケースに対応することができると思いました。
第2部では研修に参加した行政書士が、相談者役・行政書士役に分かれて相談を受けるロールプレイングがありました。
私は、行政書士役を担当しましたが、他の先生の受付の仕方を見ることができて、質問の仕方など参考になる点がありました。
研修の最後には無料相談会相談員の説明会がありました。
FP協会の無料相談会の相談員として相談を受けることはこれまでもありましたが、行政書士の相談員は今回初めて応募したので説明を受けることができてよかったです。
今後の無料相談会において、私が担当する日程も決まっているので、少しでも相談者のお役に立つことが出来るようにこれからも知識の習得に努めようと思います。
平成28年5月21日
金沢ボランティア大学の入学式に参加してきました。
金沢ボランティア大学は、ボランティアに関する基本や幅広い視野を身につけ、福祉や国際、環境、まちづくりなどの分野において、継続的にボランティアとして活躍できる人材を育成することを目的として開校している学校です。
私は、その中の障害福祉コースに入学しました。
今日の入学式には来賓として市長も参加されて、祝辞を頂きました。
私は入学生代表として、誓いの言葉を述べさせて頂きました。
大変多くの方が参加されていたので、とても緊張して、ちょっと足が震えましたが、なんとか無事務めを果たすことが出来たと思います。とてもいい思い出になりました。
カリキュラムの中には、手話を学ぶ時間もあるとのことで、今からとても楽しみです。
これから一年間、障害福祉コースで様々なことを学び、地域社会に貢献できるようになりたいと思います。
本日、私が放課後デイサービスの指定の手続きをさせて頂いた事業所がオープンしました。
事業所:放課後デイサービス あんじゅ
住 所:金沢市割出町76
電 話:076-254-5283
一軒家を改装して、1階部分で営業をしていますが大きな窓から太陽の光が入って来る、とても開放感のある素敵な放課後デイサービスです。
事業所名のあんじゅはフランス語で天使の意味だそうです。
経営者の方の気持ちが事業所の名前にも表れています。
経営者の方は、発達障がいは必ず改善できるという強い信念を持った方で、シナプソロジーインストラクター、発達支援教育アドバイザーなどの資格を持ち、脳の仕組みや発達障がいの改善に関する知識をお持ちです。
初めてこのお話を頂いてから、事業所の物件選定、市役所の事前相談、申請書類の提出、消防や建築指導課との調整などいろいろ大変なこともありましたが経営者の方の熱い気持ちに推されて指定を受けることが出来ました。
行政書士の仕事は許認可の申請手続きですが、書類の体裁を整えるだけではなく、経営者の方の意向に沿った形で書類の作成をするためには福祉の現場の知識を持っていることが強みになると思います。
指定の申請が済んだら業務終了ではなく、その後の営業面についてもお力になることが出来るように、これからも福祉の世界に関わっていきたいと思います。
8月19日(金)
金沢ボランティア大学(障害福祉コース)の第9回目の講義がありました。
講師:井上 明浩教授(金沢星稜大学 人間科学部 スポーツ学科)
内容:障害者スポーツとボランティア
井上教授は大学でスポーツ科学に関する講義を行いながらボランティア活動にも積極的に携わっておられ、障がい者スポーツについていろいろなお話をして頂きました。
大学での活動内容や、これまでのスポーツへの関わりなど、とても楽しくお話して頂きました。
現代社会におけるスポーツへの期待
豊かな人間性の育成(コミュニケーション能力、リーダーシップの育成)
健康保持増進と疾病予防による医療費・介護費の抑制
明るく活力ある社会づくり。地域コミュニティの再生、新しい公共への貢献
国際交流と相互理解促進など
現状日本では障がい者スポーツの認知度はまだまだ高くありませんが、欧米などでは多くの観客が集まるそうです。
障がい者スポーツを実際に見てみると、いろいろな駆け引きがあったり、迫力もあって素晴らしいとのお話でした。
主な障がい者スポーツの大会
①パラリンピック
パラリンピックの原点は、第二次世界大戦後にリハビリの一環として取り入れられたスポーツ。
当時脊髄損傷科長であったグットマン博士が、1948年ロンドンオリンピックの開会式の日に病院内でスポーツ大会を開催、これがパラリンピックの原点となり、1952年に国際大会(国際ストーク・マンデビル大会)へと発展した。
②デフリンピック
身体障がい者のオリンピック(パラリンピック)に対し、「デフリンピック」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されている。
障がい当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会で、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好をを深められるところに大きな特徴がある。
③スペシャルオリンピックス
スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的発達障害のある人たちに、オリンピック種目に準じた様々な競技の継続的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を抵抗し、知的発達障害のある人の社会参加を応援する国際的な活動。
私も今年ボランティアとして、県の障害者スポーツ大会に参加しました。
私が所属するボランティア団体(アイサポート白山)から参加者の移動支援のお手伝いをさせて頂きました。
サウンドテーブルテニスの試合を見ましたが、駆け引きがあってとても面白そうでした。
もっと障がい者スポーツの認知度が上がり、理解が進めばいいなと思います。
先日、ボランティア講座をうけるために社会福祉協議会さんに行ってきました。
内容は障害者差別解消法に関する講座でした。
平日の夜にもかかわらず、40名以上の方が参加されていました。
障害者差別解消法は4月に施行されています。
私は視覚障がいのある方のボランティア団体に所属しているのできちんと理解しなければと思い受講しました。
【内閣府障害者差別解消法リーフレットより】
障害者差別解消法は、障害のある人への差別をなくすことで、障害のある人もない人も共に生きる社会を作ることを目指しています。
障害者差別解消法では「不当な差別的取り扱い」と「合理的配慮をしないこと」が差別になります。
内閣府障害者差別解消法リーフレットによるとそれぞれ下記のような例示がされています。
「不当な差別的取扱い」
「障害がある」という理由だけで、
スポーツクラブに入れない。
アパートを貸してもらえない。
※ほかに方法がない場合などは「不当な差別的取扱い」にならないこともあります。
「合理的配慮をしないこと」
聴覚障害のある人に声だけで話す。
視覚障害のある人に書類を渡すだけで読み上げない。
知的障害のある人にわかりやすく説明しない。
内閣府のホームページには合理的配慮等具体例データ集が掲載されています。
そちらをみて合理的な配慮が出来るようにならなければと思いました。
7月29日(金)
今日はボランティア大学での第8回目の講義がありました。
講師:米島 芳文氏(石川県視覚障害者協会 理事長)
岡野 テヅヨ氏(点字出版職員)
内容:音声訳ボランティアと点字紹介
視覚障がい者に対するコミュニケーション支援での配慮
1.点字の使用
点字を書く
点字器(1000円くらい)、点字タイプライター(13万円くらい)、点字プリンター(300万円くらい)
点字を読む
点字用紙、点字ディスプレイ、音声パソコン
機械の値段や用途などを説明して頂きました。
点字は右から左に書いて、左から右に読むなど基本的なことを教えていただきました。
2.拡大文字の使用
拡大文字の提供 16ptゴシック体をよく使用する。明朝体は文字の横線が細いのだそうです。
※白い用紙が眩しいと感じる場合は配慮が必要
文字を拡大して読む 拡大鏡、拡大読書器を使用する。
※白黒反転が有効な場合、拡大読書器を使用する。
3.情報機器の活用
録音機器の使用 カセットレコーダー、ICレコーダー
音声パソコンの使用 文字の読み・書き、メールの送受信、ホームページの閲覧
※音声読み上げソフトをインストールして使用する。
4.代読・代筆サービス
書類の代読・代筆が必要な機会 医療機関、金融機関、行政窓口など
5.その他
音訳はなまらない。正しいアクセントで読む、間を整える。
点字は学術書などは向いているが、読み物(雑誌など)は音訳が向いているそうです。点字図書と音訳図書を使い分ける。それぞれ良さがある。
講義中に初めて点字機を使って、自分の名前を書いてみました。
うまく書けたか、理事長さんに点字を読んでもらって、正しく書けていた時は嬉しかったです。自分で読んでみようとしましたが、全くわかりませんでした。
点字ボランティアや音訳ボランティアの大変さを体感することができました。
実際に点字機を使ってみると、ボランティアとして活動するには訓練が必要だというのもよくわかりました。
今回の講義も貴重な体験が出来て、とても勉強になりました。
今日は私が所属するあいサポート白山さんより白山市視覚障がい者協会の一日研修会にボランティアとして参加しました。
集合場所は白山市福祉ふれあいセンター
福祉バスに乗って県立歴史博物館、シェア金沢さん、ほがらか村に行きました。
ボランティアとしてバスの中で楽しく会話をしたり、現地での移動支援、買い物支援のお手伝いをしました。
県立歴史博物館には、昔の地図や仏像、手紙、生活用品などが弥生時代から現代に至るまでの年代順に展示されています。
それを視覚障がい者の方に説明しながら、移動のお手伝いです。
全盲の方から弱視の方までいらっしゃるので、形や色などを分かりやすく説明するように心がけてお伝えしました。
展示物について音声で説明してくれるボタンがあるところでは、音声での説明が流れるので、とても便利です。
博物館の職員さんもお手伝いをしてくれました。
年代背景や何が展示されているかだけではなくて、形や色、大きさなどを説明すると、とても喜んで貰えました。
目が見えなかったり、見えにくかったりするので形や色などを具体的にお伝えすることでイメージ出来るそうです。
シェア金沢さんでは、職員さんが設立の経緯や、施設の説明をしてくれました。敷地内にはいろいろな施設があって、見学したところでは、食堂や天然温泉があって、野菜などを販売していました。
シェア金沢さんは高齢者、大学生、病気の人、障がいのある人、分け隔てなく誰もが、共に手を携え、家族や仲間、社会に貢献できる街。かつてあった良き地域コミュニティを再生させる街だそうです。
地域の方達と一緒なって、コミュニティを作っている様子が感じられました。
その後で美味しい昼食を頂きました。
食事の際は、食事を運ぶお手伝いをして、どんなメニューかをお伝えします。
私も同じものを頂きました。シェア金沢さんで食べた食事は野菜もたっぷりでとても美味しかったです。
ほがらか村さんには、新鮮な野菜や果物が販売されています。
ここでは、売っているものを説明しながら、手に取ってもらったりして買物支援のお手伝いをしました。
こんな感じでボランティア活動をしています。
うまく説明出来なかったり、移動の誘導をうまく出来なかったり、失敗することもありますが優しく接してくれる方ばかりで楽しい一日を過ごすことが出来ました。
ボランティアといっても、お手伝いをしているつもりがいつも助けてもらったり、新しい発見や素敵な方達との出会いがあったりします。
これからもできる範囲でボランティア活動を継続していきたいと思っています。
7月8日(金)
今日は金沢ボランティア大学の第6回目の講義の日でした。
講師:米島 芳文氏(石川県視覚障害者協会 理事長)
内容:共に生きる社会を目指して ~視覚障がいの理解~
石川県視覚障害者協会の理事長が講師としてお話をして頂きました。
ご自身の体験に基づいた話で、視覚障がいを持つ方の考え方や見え方などとても勉強になりました。
1.視覚障がいとは・・・
全盲と弱視/視覚障がいの基準/視覚障がいのある人の数
視覚障がいの基準を障害者手帳を持っている人とすると、視覚障がいのある人は30万人程度で人口の約0.3%程度。石川県では全盲の人が約40%、弱視の人が約60%程度。
視覚障がいのある方は高齢化が進んでおり、約6割が65歳以上とのお話でした。
高齢化の原因は、医学の進歩で子どものころから視覚障がいという人は少なくなっており、大人になってから緑内障や糖尿病などが原因で視覚障がいが発症というケースが多いとのことでした。
2.視機能の理解
視力、視野、夜盲、眩しさ、色覚異常、それぞれについて分りやすく説明頂きました。
・医療の進歩により改善することがあります。
・拡大鏡などの視覚補助具で視機能を補います。
3.四つのバリアを無くする
(1)移動のバリア
バリア:道路の状況や地図などを見ることが出来ない。
解決方法:前もって計画を立てて行動する。
(2)コミュニケーション・情報のバリア
バリア:文字・表情が見えない
解決方法:資料を理解できるように加工する。(点字など)
(3)制度のバリア
バリア:免許制度、試験制度など
解決方法:制度のバリアは少しづつ無くなってきている。
(4)心のバリア
バリア:目が見えないから出来ないだろうという偏見など
4.バリアフリー社会を目指す
(1)人の力でバリアを無くする
(2)共用品とユニバーサルデザインの普及
・シャンプーの容器にギザギザ状のきざみがついている。(シャンプーとリンスを区別するため)
・お酒の缶のふたにお酒と点字を入れてある。
(3)福祉用具の活用
・色を識別する機械等
・障がいのある人自身の工夫が行われています。
5.心の優しさを感じる社会を目指して
・ボランティア精神が社会を変える
・心の優しさを忘れない社会
短い時間でしたが、とても分りやすく、共感できるお話でした。
障がいの特性を理解して、その状況に合わせた配慮、思いやりを持った対応をすることで障がいをお持ちの方のお手伝いをすることが出来ます。
今月は視覚障がいのある方のガイドヘルパーとしてのボランティアの予定があるので、学んだことを活かして、自分に出来るお手伝いを実践しようと思います。