ボランティア全国フォーラム2016に参加

ボランティア全国フォーラム2016
ボランティア全国フォーラム2016

ボランティア全国フォーラム2016が、11月5日、6日の2日間に渡り、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。

 

最初に主催者挨拶が下記両名よりありました。

 

「広がれボランティアの輪」連絡協議会 会長 山崎美貴子氏

社会福祉法人全国社会福祉協議会 常務理事 渋谷篤男氏

 

これまでは全国ボランティアフェスティバルとして24回開催されてきましたが、今回よりボランティア全国フォーラムとして「お祭り」から「研究・協議の場」として開催されるとのお話がありました。

 

次に記念講演として

 

神奈川県立保健福祉大学名誉学長 阿部志郎氏よりボランティア・市民活動の未来として社会の変革とボランティア・市民活動の変遷についてお話しがありました。

 

日本と欧米のコミュニティー形成の過程の違いや市民参加のモデルとして秋田県大潟村のお話をして頂きました。互酬の考え方などとても参考になりました。

 

トークセッションⅠでは

【内 容】

ボランティア・市民活動はどこへ歩むのか

~これまでの歩みと次への一歩~

 

コーディネーター:上野谷加代子氏

登壇者:原田正樹氏、石黒学氏、田尻佳史氏、仁平典宏氏

 

・ボランティア活動を通して、統計調査だけではわからない社会的ニーズがわかる。

 

・施設介護から在宅介護への移行に伴い、行政だけでなく地域住民の参加が必要になる。

 

・行政は公平性が求められるが、ボランティアは自由度がある。個々の対応は行政では限界がある。

 

・ボランティアとは相互実現の途。自己実現だけではない、相互に支えあう。

 

・NPO・市民活動の課題としては

運営基盤、組織基盤の脆弱さ/地域による認知度と期待度の差/団体間の連携・協働が弱いなどがある。

 

・危機感がNPO・市民活動を育てる。若者を巻き込み、誰もが参加できる仕組みづくりが大切。

 

・介護保険改革など公的な社会保障からコミュニティー(ボランティア)へという流れが今後加速する。

 

トークセッションⅡでは翌日の分科会の概要についてお話がありました。

 

講演会・トークセッションの後は、交流会がありました。

そちらにも参加しましたが、全国からボランティアや社会福祉協議会などボランティア活動に関わりのある多くの方が参加されて、いろいろなお話が聞けました。熱い気持ちを持った方が多くて、大変盛り上がりました。

 

私は全国規模のボランティアの集まりには初めて参加しましたが、いろいろな方との出会いや講演会などを通して気付きなどもありとても有意義な一日でした。