介護保険制度

ケアマネージャーって何をする人なのか?

ケアマネージャー
ケアマネージャー

 平成30年3月13日 介護支援専門員証の交付を受けて、介護支援専門員(ケアマネージャー)として業務を行うことが出来るようになりました。

 

 長い期間の現場での経験と試験の合格、そして研修を受けてやっとケアマネージャーになりました。

 居宅介護支援事業所を開設して、ケアマネージャーの仕事始める予定です。

 

 ところで、ケアマネージャーって何をする人なんでしょうか?

 

 

 <介護支援専門員(ケアマネージャー)とは・・・>

 介護保険法には、『要介護者または要支援者(以下「要介護者等」という。)からの相談に応じ、要介護者等がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市区町村、サービス事業者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識および技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けたもの』と定義されています。

 

 介護支援専門員(ケアマネージャー)として働いている人の多くは、居宅介護支援事業所や介護保険施設などでケアプランを立てる仕事をしています。 

 

<介護支援専門員(ケアマネージャー)に求められる役割>

①プランニング機能

 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、利用者の精神的・身体的な状態や家族の状況、利用者や家族を取り巻く環境をアセスメントして、利用者の状況に合わせた介護サービス計画(ケアプラン)を作成します。

 

②マネジメント機能

 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、保険給付される介護サービスを管理するとともに、適切な介護サービスが総合的かつ効率的、効果的に提供されるようマネジメントします。介護支援専門員のマネジメントによって、サービスの位置づけやチーム形成のあり方が変わる重要な機能です。

 

③相談機能

 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、利用者や家族からの相談を受け、その悩みや葛藤を受け止めることによって、利用者が自らの問題を、自らの力で解決できるように支援します。

 利用者やご家族の生きる意欲を強めて、様々なサービスやサポートを受けながら、自分の力で歩めるように支援していくことが必要になります。

 

④調整機能

 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、保健、医療、福祉分野などの専門職やサービス提供者、その他の社会資源と連携して、その相互間の調整を行い、利用者をめぐる様々な支援が総合的に行われるように、チームケアのまとめ役としての機能も担っています。

 

⑤権利擁護機能

 介護支援専門員(ケアマネージャー)は、ケアマネジメントの全過程を通じて、利用者の権利を擁護する機能をもちます。介護支援専門員(ケアマネージャー)は、適切な契約の締結や実施を支援することはもちろん、介護サービスの苦情を受け止めたり、虐待の発見に努めたりするなど、常に利用者の立場に立って、その権利を擁護する姿勢が求められています。

 

 私は、今月終活介護ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)を開設してケアマネージャーとしてケアプランを立てる仕事を始めます。

 ケアマネージャーに求められる役割をきちんと果たすことが出来るように準備をして、少しでも介護を必要とする方々のお役に立てる仕事をしていきたいと思います。

 

介護サービスの種類について

私は、5年以上介護の施設で働いて、今は行政書士・社会保険労務士・FP事務所を経営しています。

 

FPとして老後の相談を受ける際に、介護の話になることがあります。

介護サービスは種類も多く、施設もいろいろな種類があります。どのサービスを利用したらいいのかわからない。どんなサービスがあるのかわからない。という相談を受けたりします。

 

介護サービスの種類は図に記載のようにいろいろな種類があります。

 

<介護サービスの種類>

①    施設サービス

≪公的施設≫

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)常に介護が必要で、自宅での介護が困難な方が入所

介護老人保健施設 病状が安定し、リハビリが必要な方が入所

介護療養型医療施設 病状が安定し、長期間の療養が必要な方が入所

 

≪民間施設≫

住宅型有料老人ホーム 原則食事などの生活支援サービスだけを提供

介護付き有料老人ホーム 介護サービスの提供を行う有料老人ホーム

サービス付き高齢者向け住宅 高齢者向けの賃貸住宅

 

②    在宅サービス

≪通所系サービス≫通所介護、通所リハビリテーション

 

≪訪問系サービス≫訪問介護、訪問リハビリテーション、訪問看護、訪問入浴介護

 

≪短期滞在系サービス≫短期入所生活介護、短期入所療養介護

 

≪生活環境を整えるサービス≫福祉用具貸与、特定福祉用具販売、住宅改修

 

介護保険制度において、上記のように施設サービスと在宅サービスで多くのサービスあります。

その内どのようなサービスをどの程度使うことが出来るのか?などはお近くの地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネージャーさんに相談して、ご自身の状態にあったケアプランを作成するといいでしょう。

 

私も今、介護支援専門員実務研修を受けています。研修ではケアプランの作成について学んでいます。早くケアマネージャーとして、お役に立つことが出来るようになりたいと思います。

介護サービス利用の流れについて

私は介護施設で5年以上勤務して、今年介護支援専門員(ケアマネージャー)実務研修受講試験に合格しました。

 

介護保険制度があることは知っているけど、実際に介護サービスを利用する際の手続きについて、どのような流れで利用したらよいのか分からないと思っている方も多いのではないでしょうか?

 

<介護サービス利用の流れ>

①介護保険サービスを利用するための第一歩は、まず住所地の自治体への要介護認定の申請です。

基本的には申請の窓口は役所の介護保険課になりますが、自治体によって呼び名が異なることもあるので、分らない場合は総合窓口で確認するとよいでしょう。

 

②要介護認定の申請をすると、申請を受けた自治体による認定調査が行われます。

 

③認定調査の結果と主治医の意見書を基にコンピューターによる一次判定がなされる。

 

④介護認定審査会により二次判定が行われる。

 

⑤要介護状態区分が決定され、介護保険の負担割合証が交付される。

 

⑥(居宅介護支援事業所の)ケアマネージャーがケアプランの作成

 

⑦介護サービスの利用

 

介護保険のサービスを受けたいと思ったときは、お近くの地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネージャーに相談すると、介護保険制度や介護サービスの利用に関していろいろと説明をしてくれますので相談するのもいいと思います。

 

私も早く、介護支援専門員実務研修の受講を終えて、ケアマネージャーの仕事をしたいと思います。