金沢ボランティア大学での活動に関するブログ


金沢ボランティア大学での学習(聴覚障がいの理解)

金沢ボランティア大学で第16回目の講義がありました。

 

内容:聴覚障がいの理解

 

金沢市聴覚障害者福祉協会より講師の方が来て、講義がありました。

 

講師の方は聴覚障がいをお持ちの方で、手話で説明をして、手話通訳の方が通訳をしてくれるという講義でした。

 

ボランティアに携わるようになってからは、手話通訳の方を見る機会が増えました。

 

講義の内容は、聴覚障がいに関する知識や聴覚障がいがある方の生活に関することや不都合の話などがありました。

 

●耳が聞こえない人

ろう者・・・耳が聞こえない、手話で話をする。

難聴者・・・耳が聞こえない人、聞こえにくい人、少し聞こえるけど何を言っているか聞き取れない人

中途失聴者・・・ある程度の年齢になってから事故、病気などで耳が聞こえなくなったり、聞こえにくくなった人

 

●補聴器・・・耳穴形、耳かけ形

 

●聞こえない人の生活

朝起きる時・・・振動機能付きの時計

インターホン・・・お知らせランプ(光)

電話する時・・・FAX、スマホ、テレビ電話

テレビ・・・字幕

 

●耳が聞こえない人のもしもの時

出火、火事、事故、病気・・・Net119(家にいなくてもスマホで通報できる)、FAX119(聴覚障がい者のみ、FAXで通販できるシステム)

 

●耳が聞こえない人のコミュニケーション方法

手話、指文字、筆談、空書、口話、補聴器、触手話

 

最後に少し手話を教えてもらいました。

挨拶(おはよう、こんにちは、さようなら、ありがとう)や色などとても面白かったです。

赤色はくちびるを指す。白は歯をなぞる。黒は髪を指す。などとても勉強になりました。

金沢ボランティア大学での学習(普通救命講座)

金沢ボランティア大学の高齢者福祉コースの第12回目の講義

 

内容:普通救命講習

 

金沢市消防局の職員の方より、普通救命講習を受けました。

私は、介護施設で勤務をしていた時に、消防署でも普通救命講習を受けています。

 

何度かこの講習を受けていますが、年度によって新しい内容になっているので何度受けても勉強になります。

 

予防救急

(転倒)対策

屋内 段差をなくす。手すりの設置、夜間は明かりをつける

屋外 サンダルは避ける。体力の増強

 

(入浴)対策

温度40℃程度まで

入浴時間は10分以内

飲酒後の入浴は避ける

水分補給

 

(脱水症)対策

喉が渇いてなくても定期的にコップ1杯程度の水分を飲む

1日の必要水分量は1.5リットル

 

(感染症)対策

手洗い

 

救急車到着まで全国平均で9分程度かかるそうです。救命処置を行うことで助かる確率は約2倍に上がります。今回は心肺蘇生、AEDの使用方法などを実技で学びました。

 

講習を受ける時の実技の演習でも、他の人が見ている前で行うのは焦ります。

本当の現場ではもっと焦ってしまうと思います。

 

何度か講習を受けることで、以前よりも落ち着いて実技が出来るようになってきました。

もしもの時には、今回学んだ心肺蘇生やAEDの使用を落ち着いて出来るようにしたいと思います。

金沢ボランティア大学での学習(学びとしてのボランティア活動)

平成29年8月19日

金沢ボランティア大学で講義がありました。

 

内容:学びとしてのボランティア活動

 

今回は全体講義でした。

通常は各コース毎の講義なので、少人数での受講ですが200名くらいの受講生が来ていました。

多くの方がボランティア活動に興味を持って学びに来ていることに金沢はいいところだなと思いました。

 

今回は学びとしてのボランティア活動ということで学びとは何か?というところから講義が始まりました。

 

 

学びの4つの側面

・知るための学び

・行動するための学び

・共に生活するための学び

・人間であるための学び

 

<ボランティア活動が有する学習性>

ボランティア活動の定義

「自らがもっている知識、経験、技能、時間などを自らの意思で自らが可能とする方法によって、必要とされるときに提供し、他者や社会の利益のために貢献する活動」

 

私も、ボランティア活動を行っているので、この定義の考え方は分かりやすいし、その通りだと思いました。

 

ボランティア活動のよさ

・心の温かさや人とふれあう気持ち

ボランティア活動には、心の温かさや人とふれあう気持ちが伴う。

・ボランティアがつなぐ人間関係

ボランティア活動を通じる人とのつながりは、好縁の輪を広げる一つの方法である。

・精神面の充実をもたらすボランティア活動

ボランティア活動は、人との新たな交流をもたらしてくれるだけでなく、個人に精神面での充実ももたらしてくれる。

 

ボランティア活動は「学び」

・ボランティア活動そのものが自分を高める「学び」となる

・ボランティア活動に向け、必要な知識・技術を得るための「学び」となる

・その「学び」の成果を生かし深める実践の場としてボランティア活動がある

・他の人の「学び」を応援するボランティア活動によって「学び」の活動がもっと広がる

 

私の経験上も、いろいろな方とのつながりを通して、多くの学びがあり、それに伴い自分自身の成長もあると感じています。

 

これからも、ボランティア活動を通じて「学び」を得て、少しでも地域のお役に立てればと思いました。

 

金沢ボランティア大学の講義(カウンセリング体験)

金沢ボランティア大学の高齢者福祉コース

第10回目の講義はカウンセリング体験でした。

 

講師は金沢こころの電話事務局 事務局長の徳永氏でした。

 

いつもは講義主体で聞くことが中心ですが、今回はロールプレイングもあり、実践的な講義でした。

 

 

 

金沢こころの電話の相談心得

5原則

①先入観を持たずに新鮮な感覚で積極的傾聴

②奉仕の精神に徹し、友人として接する

③秘密保持を厳守する

④訴えを素直に受け止め適切に応答する

⑤相手の心情の理解に努め、信頼関係をつくる

 

傾聴とは

人の話をただ聞くのではなく、注意を払ってより深く丁寧に耳を傾けること。

自分の聞きたいことを聞くのではなく、相手が話したい事、伝えたい事を受容的、共感的態度で真摯に聴く行為や技法

 

カウンセリングとは

言葉やコミュニケーションを通して、相談者の悩みや行動の変化を援助する方法

 

いろいろな技法や考え方などのお話を聞いた後で、話し手、聴き手、観察者に分かれてロールプレイングをしました。

 

講義で教えていただいたように、うまくできたかわかりませんが楽しく過ごすことが出来ました。

 

傾聴の技法は、私の仕事でも必要な技法です。

依頼者が何を求めて、何に困っているのかなどは、相手の言葉だけではなく、表情や反応にも注意しながら聴くようにしています。

 

これからも、傾聴の考え方を忘れずにボランティア、仕事に取組みたいと思います。

金沢ボランティア大学での学習(認知症の理解と対応)

金沢ボランティア大学の高齢者福祉コース

第7回 認知症への理解

 

先日、金沢ボランティア大学の講義を受けました。

 

講師は金沢学院大学スポーツ健康学部 

教授 平下政美先生

 

認知症への理解との内容で、興味のある講義だったのでとても勉強になりました。

 

認知症の内容だけではなく、予防に向けた対応などもありとても参考になりました。

 

認知症予防に向けた対応としては

①脳を働かせる。・・・パズルをしたり、計算、読み書き、麻雀、囲碁、将棋、オセロ、ダンスなどが効果があるそうです。

②運動を行う。・・・アメリカにおける認知症の危険因子として身体的不活動やうつ、喫煙などが挙げられています。

③体と頭を同時に使う認知症予防法・・・実際に運動の方法などを学びました。

④質の良い睡眠・・・7時間30分の睡眠と30分以内の昼寝がいいそうです。

⑤ビタミン、ミネラルで体の酸化ストレスを減らす。

 

実際に講義の中で体を動かしてみたりしたので、とても楽しい講義でした。

 

金沢ボランティア大学での学習(認知症サポーターになろう)

金沢ボランティア大学 高齢者福祉コースの第5回目の講義は『認知症サポーターになろう』でした。

 

金沢市長寿福祉課より担当の方が来て講義をしてくれました。

 

講義の中で地域の高齢化率の話がありました。

金沢市の高齢化率は全国平均よりも低いそうです。ただ金沢市内でも地区によって高齢化率がかなり異なることにビックリしました。

全国の高齢化率:26.7%(2015.10)

金沢市の高齢化率:25.6%(2017.4)

高齢化率の高い地域(金沢市):内川、馬場、松ヶ枝(~45%)

高齢化率の低い地域(金沢市):戸板、鞍月、浅川(15%~)

 

私は介護施設で働いているので、認知症の方の介護を実際にしています。

それでもこのような講義で知識を身につけることは大切だと思いました。

 

実際の施設での勤務も5年になると、慣れも出てきて自分なりの方法で対応してしまします。業務も忙しいため、きちんと相手の話を聞くということができないこともあります。

それが、認知症の高齢者にとっては混乱や不安に繋がってしまうことがあります。

 

今回基礎からまた認知症の知識を学ぶことができてよかったと思いました。

 

画像のオレンジリングは認知症サポーターの証です。

認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではなく、認知症の人やその家族の『応援者』です。

オレンジリングを身につけている人がいたら、認知症の人のお手伝いをしている人だと思ってください。

 

『認知症を引き起こすおもな病気』

アルツハイマー病・・・大脳皮質連合野や海馬領域を中心にβアミロイドというたんぱく質のごみ、続いてタウタンパクが神経細胞内に蓄積し、見当識障がいのほか、不安・うつ・妄想が出やすくなる。(認知症の約50%)

 

脳血管性認知症・・・脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などの為に、神経の細胞に栄養や酸素が行きわたらなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れて、意欲が低下したり複雑な作業が出来なくなったりする。(認知症の約15%)

 

レビー小体型認知症・・・パーキンソン症状や幻視を伴い、症状の変動が大きいのが特徴(認知症の約15%)

金沢ボランティア大学での学習(ボランティア精神と傾聴)

金沢ボランティア大学で高齢者福祉コースの第4回目の講義がありました。

 

内容:ボランティア精神と傾聴

講師:北岡 和代先生

 

第1部 こころの救命隊~心が折れている人の話を聴く~

 

第2部 聴くボランティア自身のこころの健康

 

第3部 ボランティア自身のこころの健康維持術

 

 

 

 

第1部では聴くことの力について、心が折れている人の話を聴くことだけでも相手によい影響を与えることができる。その聴き方や注意点などを学ぶことができました。

気持ちが楽になる声掛けの仕方や逆に気持ちが辛くなる声掛けの注意点など

今後のボランティア活動に繋がるようなお話を聞くことができました。

 

第2部、第3部ではボランティア自身の心の健康の保ち方や、注意点などの話がありました。

 

最後にボランティアの存在はとても大切です。

だからこそ、ムリせず長~く付き合うためにこころの健康維持術を身につけられ、いつまでも活動されることを願っています。との話がありました。

 

頑張りすぎず、自分の出来る範囲でお手伝いを続けていければと思います。

 

 

第24期金沢ボランティア大学入学式

平成29年5月20日

第24期金沢ボランティア大学の入学式でした。

 

去年は障害福祉コースでしたが、今年は高齢者福祉コースに入学しました。

 

去年同じコースで学んだ方も何人か同じコースになっていたので、今年も楽しみです。

 

入学式の後は、喫茶店で去年同じコースで学んだ仲間と近況報告会。

最近ボランティア活動を始めたとの話もあり、とても楽しく過ごせました。

 

今年もきちんと出席して、無事修了できるようにしたいと思います。

金沢ボランティア大学の修了式

2月25日(土)金沢ボランティア大学の修了式がありました。

 

私は障害福祉コースで1年間、障がいのある方のこと、ボランティア活動に関することを学ぶことが出来ました。

 

視覚障がいのある方、聴覚障がいのある方、発達障がいや障がいのある方の就労関連に関することなどを幅広く学ぶことが出来てとても充実したカリキュラムだったと思います。

 

ボランティア活動に関しても、地域の活動や考え方など参考になることが沢山あったと思います。

 

 

修了式のポスターセッションでは各コース毎に学んだことの発表があったりして、他のコースの方達とも少し交流を図ることが出来ました。

 

金沢ボランティア大学で学んだことを活かして、これからもボランティア活動を続けていきたいと思います。

金沢ボランティア大学での講義(ボランティア活動に向けて)

2月17日(金)

金沢ボランティア大学で第24回目の講義がありました。

 

今回が最後の講義となります。

今回は前回に引き続き、修了式のポスターセッションで発表するポスターの作成をしました。

 

これまで学んだことを通じて、理想のボランティア像や今後どのような活動をしていくかなどをポスターに落とし込みました。

 

1年間金沢ボランティア大学の障害福祉コースで視覚障がいや聴覚障がい、就労移行支援や地域の活動などいろいろなことを学ぶことが出来ました。

 

次回が修了式となります。

修了式のあとで懇親会もあるようなので、楽しみに参加したいと思います。

 

金沢ボランティア大学での学習(ボランティアが担う役割)

1月20日(金)金沢ボランティア大学障害福祉コースの第22回目の講義がありました。

 

講師:横山壽一氏(佛教大学社会福祉学部教授)

内容:ボランティアが担う役割

 

1.現代社会とボランティア

 

私たちは様々な関わり合い、支え合いの中で生きている

・ボランティアの最も重要な特徴は自発的行為であること

・自発的行為とは、他社に対して「ひらく」行為

・共感をもとに自分をひらく行為によって作り出される関係は家族とも、友人、知人とも違う独自の関係

 

ボランティアは他者に対して関心を持ち共感する。他人事としてではなく、自分事として受け止め対応する。

上下関係も強者、弱者の関係もない対等で平等な関係である。

 

2.福祉制度とボランティアの役割

 

制度を知らせ、制度へつなぐ役割

制度を使いよいものにしていく役割

制度がなくて行政では対応できないことを担う役割

 

ボランティアとして福祉制度を理解して、知らない人に伝える役割、ボランティアとして関わる中で使い勝手の悪いところや要望を利用者の代わりに発信していく役割。制度がまだないものはまずボランティアがその役割を担う。

 

3.地域におけるボランティアの役割

 

・地域は支え合いを必要としている

・地域の支え合いは、自発的行為によって成り立っている

・地域の支え合いを、かげで支えたり、よりよいものにしていく役割

 

多くの人が関わり、自発的に協力することで、その地域は住みやすい地域になる

民生委員や福祉推進委員と協力し、手助けする。

 

ボランティアには無限の可能性とエネルギーがある。同時に限界もあり、行政や企業の力を借り、協力していくことも必要。そのためにも社会の仕組みや地域の様子、制度の内容について知っておく必要があり、知ることで活動の可能性がさらに広がっていく。

 

実際にボランティアとして活動をしていると、行政の制度だけでは不都合な点もあり、ボランティアを必要としている人たちと関わることが多くあります。その方たちの声を拾って、行政や企業に声を上げていくことでより多くの方の手助けになることが出来ることがわかりました。

今回学んだことを活かして、これからもボランティア活動に携わっていきたいと思いました。

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金沢ボランティア大学での学習(手話)

金沢ボランティア大学の障害福祉コースでは前回の学習から聴覚障がい者へのサポートについて学んでいます。

 

第18回、第19回の学習では、手話を学びました。

 

手話には日本手話と日本語対応手話があるそうです。

 

日本手話・・・ろう者が昔から使ってきた自然言語。顔の表情や指差し、視線の活用を含める。

 

日本語対応手話・・・日本語をそのまま手話に活用したもの。

 

講義では手話を使って、自己紹介をしようということで自分の名前や年齢、家族構成などを手話を使って表現する方法を学びました。

数字の数え方や家族の続柄別の表現方法など初めて学ぶことばかりですが、とても興味を持って学ぶことが出来ました。

 

手話は表情やジェスチャー、口の形なども参考にして相手が伝えたいことを理解する感じがします。

今は基本的な表現方法を学んでいるところですが、毎回新しい発見があってとても楽しく過ごしています。

 

金沢ボランティア大学での学習も後半に入ってきました。これからもいろいろと学べたらと思います。

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金沢ボランティア大学のボラ大フェスタに参加

ボラ大フェスタ
ボラ大フェスタ

11月13日(日)金沢ボランティア大学校で初のボラ大フェスタが開催されました。

 

ボランティア大学校では生徒が各コースに分かれて勉強していますが、私は障害福祉コースに所属しています。

 

障害福祉コースでは、車椅子体験会点字体験会福祉機器の展示会を実施しました。生徒はそれぞれ担当に分かれてお客様の対応をしました。

 

車椅子体験会では、金沢福祉用具情報プラザさんから車椅子をお借りして生徒が簡単な使い方の説明をした上で、実際に自走してもらいました。

一回乗ってみようかなと体験してくれる方が多くいました。

 

点字体験会では点字機を使って、自分の名前のしおり作りをして頂きました。かわいいシールを貼って、自分だけのしおりを作ることが出来るので多くの方に喜んでいただけました。

 

福祉機器の展示会では、石川県視覚障害者情報文化センターさん、金沢福祉用具情報プラザさんから福祉機器をお借りして展示会をしました。

始めて見る福祉機器について、自分も将来使うかもしれないからと熱心に質問される方も沢山いらっしゃいました。

 

コミュニティカフェあひるの子さんのブースでは、介助犬タフィちゃんのデモンストレーションが行われました。

補助犬には盲導犬、聴導犬、介助犬の3種類がいます。

盲導犬はよく知られていると思いますが、介助犬は身体の不自由な方のために、落としたものを拾ったり、物を取ってきてくれたり、日常生活の手助けをしてくれます。

初めてデモンストレーションを見学させてもらいましたが、とっても勉強になりました。

 

お客様はボラ大の生徒も多くいましたが、生徒以外の方も見学に来てくれてとても多くの方に参加して貰えました。

生徒が準備段階からどのようなことをするか、企画して発表することが出来たのでとても素敵な経験が出来ました。

 

金沢市にはボランティア大学校があることを多くの方に知ってもらって、ボランティア活動に興味を持つ方がどんどん増えてくれると、地域にとっても素晴らしいことだと思います。

 

これからも少しでも地域社会のお役に立つことが出来るように、ボランティア活動に参加していきたいと思います。


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金沢ボランティア大学での学習(聴覚障害の理解)

ボラ大フェスタ
ボラ大フェスタ

10月28日(金)

金沢ボランティア大学での17回目の講義がありました。

 

内容:聴覚障がいの理解

講師:山本睦子氏(金沢市聴力障害者福祉協会)

 

今日の講義は、講師より手話で行われました。

手話通訳者の方と要約筆記の方も来られていて、それぞれ講義の内容を通訳・要約筆記して頂きました。

 

私は、ボランティアや介護の施設での勤務などで視覚障がいのある方や耳が聞こえにくい方と接する機会はありましたが、ろう者と接する機会はこれまでもなかったので大変勉強になりました。

 

全く聞こえない人はろう者。

中途で聞こえない人は中途失聴者。

 

ろう者の生活は、いろいろと不便があるそうです。

・トイレに入っていて、ノックされてもわからない。

・部屋に入るときノックされてもわからない。

・災害時などサイレンの音が聞こえない。

・耳が遠いのかと思われて、耳元で大きな声で話をされても聞こえない。

 

特に災害時などは、知らせてほしいとの事でした。

 

運転免許証のお話もして頂きました。

昔は免許を取ることは出来なかったが、少しづつ緩和されて今では条件付きで取れるようになったそうです。

ワイドミラーをつける事、補聴器を使うこと、蝶々のマークを車につけることなどが条件だそうです。

 

私は今まで初心者マークは知っていましたが、蝶々のマークを付けている車に出会ったことありませんでした。

 

また、福祉機器もいろいろあってお知らせランプ(訪問時やお湯を沸かしたとき、赤ちゃんの泣き声に反応するものなど)は便利だそうです。

 

障害福祉コースでは、今後数回は聴覚障がいのある方に関する講義が続きます。

これまで知らなかったことをいろいろと勉強できそうなので頑張ろうと思います。

 

また、金沢ボランティア大学のフェスタのパンフレットも出来たようです。各コースいろいろと準備をしているようです。

私の所属する障がい福祉コースも車いす体験点字機の体験福祉機器などの展示などを企画しています。

 

ボラ大初のフェスタも楽しみです。

金沢ボランティア大学での学習(就労移行支援の現場から)

謎屋珈琲店
謎屋珈琲店

平成28年10月21日(金)

金沢ボランティア大学障害福祉コースの第16回目の講義がありました。

 

内 容:就労移行支援の現場から~私たちができる事~

講 師:中山 肇氏(リエゾン代表)

 

1.日本の障がい者社会参加(就労)の歴史

・日本で最初の障がい者は恵比須様

 

・インクルージョンとは:すべての人々が多様な個性をもって、自分らしく社会と組織に参加し、最大限に力を活かす。

 

・障がい者福祉サービス

介護給付:生活する際の介護が必要な人

訓練等給付:働くための訓練をする人

地域生活支援事業:市町が地域の状況にあわせて実施するサービス

 

・訓練等給付

就労継続支援:会社で働くことが困難な人が支援を受けながら働く場

就労移行支援:会社で働く力を付ける

 

2.就労移行支援サービス事業所リエゾンの実践

・訓練支援プログラム:アセスメントツールの活用、作業のデータ管理により企業に就職する際の説得力につながる。

 

・施設外就労:実際の企業で仕事を体験し、環境のアセスメントを行う。個々人に応じて適した仕事をしてもらうことで継続につながる。

 

・プロボノ:プロ(各分野の専門家)がボランティアとして来て知識・スキルなどを教えてくれる仕組みがある。

 

・障がい者就労支援に必要なこと

アセスメント・モニタリング:自己理解を深める

ジョブマッチング:自分の働きやすい環境を探す、慣れる

仕事定着・フォローアップ:働き続ける支援

 

3.社会・企業目線での障がい者の就労

なぜ企業は障がい者を雇用しないのか?や企業が障がい者を雇用する動機や障がい者に関する制度などの説明を受けました。

 

4.まとめ

就労移行事業サービスの個性

・福祉支援の仕方の違い

自分でできる事を増やす

・サービス利用者の満足度と支援者のミッション

支援員や事業者の評価は目先ではなく将来

 

講義を通し就労移行支援とはどういうものかについて、理解が深まりました。とても分かりやすい講義で大変勉強になりました。

 

 

金沢ボランティア大学では11月13日(日)に

フェスタ2016が開催されます。

 

障害福祉コースでもフェスタに向けていろいろ準備しています。

この日は講義の後で、生徒数人とルキーナさんに行って展示する福祉用具を見に行って、貸し出しの手続きをしてきました。

 

その後で、お茶をしようという話になって、数人で近くの謎屋珈琲店に行っていろいろと話をしました。

生徒同士の交流も深まり、有意義な一日になりました。

 


誓いの言葉(金沢ボランティア大学の入学式)

平成28年5月21日

 

金沢ボランティア大学の入学式に参加してきました。

 

金沢ボランティア大学は、ボランティアに関する基本や幅広い視野を身につけ、福祉や国際、環境、まちづくりなどの分野において、継続的にボランティアとして活躍できる人材を育成することを目的として開校している学校です。

 

私は、その中の障害福祉コースに入学しました。

 

今日の入学式には来賓として市長も参加されて、祝辞を頂きました。

 

私は入学生代表として、誓いの言葉を述べさせて頂きました。

 

大変多くの方が参加されていたので、とても緊張して、ちょっと足が震えましたが、なんとか無事務めを果たすことが出来たと思います。とてもいい思い出になりました。

 

カリキュラムの中には、手話を学ぶ時間もあるとのことで、今からとても楽しみです。

 

これから一年間、障害福祉コースで様々なことを学び、地域社会に貢献できるようになりたいと思います。


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金沢ボランティア大学での学習(視覚障害者と支援機器)

8月26日(金)

金沢ボランティア大学の第10回目の講義がありました。

 

講師:中村 かほる氏

内容:視覚障がい者と支援機器(ロービジョンを中心に)

 

講師の中村さんは石川県視覚障害者協会から来られた方でまず協会の紹介がありました。

 

石川県視覚障害者協会では

・図書サービス(録音図書や点字図書の貸出し)

・点字出版事業

・相談支援事業

などをされているそうです。

 

相談支援事業では目が見えなくなったらどうしたらよいか?などの個別相談や歩行指導、相談からリハビリに繋げるような活動をされているとの事でした。

 

 

講義では特殊なメガネを使って、視力0.01・視野狭窄・白濁などを体験してみました。

 

視覚障がいといっても、実際は視力の低下だけではなく、いろいろな種類があるそうです。

又その状態は個々人で異なるそうで、その状態に適合した補助具を選ぶことはなかなか難しいそうです。 

補助具も様々なものがあり、いろいろ体験することが出来ました。

明かりのつくものや、ルーペだけでもいろいろあって、確かに自分に合うものを選ぶのはなかなか難しいと思いました。

 

協会ではロービジョンルーム事業もされており、その方にあった視覚補助具の選定に関する相談も無料でしているとの事でした。

 

ロービジョンルームとは?

低視覚(適正なメガネを装用しても見えにくい方、視野が狭いなど)の方を対象に、日常生活における不便さ解消を図る目的で、最も適するルーペや拡大読書器等の相談や、紹介に応じています。

 

サービスの内容

1.ルーペや拡大読書器の紹介

2.相談員によルーペや拡大読書器等に関する相談

3.医療機関や教育機関にルーペ等の貸出し

 

問合せ先・申込み先

〒920-0862

石川県金沢市芳斉1-15-26

石川視覚障害者情報文化センター内

電話 076-222-8781

 

今回もいろいろな補助具の体験や貴重なお話を聞くことができて、とても参考になりました。

 

 

 


金沢ボランティア大学での学習(障害者スポーツとボランティア)

8月19日(金)

金沢ボランティア大学(障害福祉コース)の第9回目の講義がありました。

 

講師:井上 明浩教授(金沢星稜大学 人間科学部 スポーツ学科)

内容:障害者スポーツとボランティア

 

井上教授は大学でスポーツ科学に関する講義を行いながらボランティア活動にも積極的に携わっておられ、障がい者スポーツについていろいろなお話をして頂きました。

大学での活動内容や、これまでのスポーツへの関わりなど、とても楽しくお話して頂きました。

 

現代社会におけるスポーツへの期待

豊かな人間性の育成(コミュニケーション能力、リーダーシップの育成)

健康保持増進と疾病予防による医療費・介護費の抑制

明るく活力ある社会づくり。地域コミュニティの再生、新しい公共への貢献

国際交流と相互理解促進など

 

現状日本では障がい者スポーツの認知度はまだまだ高くありませんが、欧米などでは多くの観客が集まるそうです。

障がい者スポーツを実際に見てみると、いろいろな駆け引きがあったり、迫力もあって素晴らしいとのお話でした。

 

主な障がい者スポーツの大会

①パラリンピック

パラリンピックの原点は、第二次世界大戦後にリハビリの一環として取り入れられたスポーツ。

当時脊髄損傷科長であったグットマン博士が、1948年ロンドンオリンピックの開会式の日に病院内でスポーツ大会を開催、これがパラリンピックの原点となり、1952年に国際大会(国際ストーク・マンデビル大会)へと発展した。

 

②デフリンピック

身体障がい者のオリンピック(パラリンピック)に対し、「デフリンピック」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されている。

障がい当事者であるろう者自身が運営する、ろう者のための国際的なスポーツ大会で、また参加者が国際手話によるコミュニケーションで友好をを深められるところに大きな特徴がある。

 

③スペシャルオリンピックス

スペシャルオリンピックス(SO)とは、知的発達障害のある人たちに、オリンピック種目に準じた様々な競技の継続的なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を抵抗し、知的発達障害のある人の社会参加を応援する国際的な活動。

 

私も今年ボランティアとして、県の障害者スポーツ大会に参加しました。

私が所属するボランティア団体(アイサポート白山)から参加者の移動支援のお手伝いをさせて頂きました。

サウンドテーブルテニスの試合を見ましたが、駆け引きがあってとても面白そうでした。

 

もっと障がい者スポーツの認知度が上がり、理解が進めばいいなと思います。

 

 

 

 

 

金沢ボランティア大学での学習(音声訳ボランティアと点字紹介)

点字機
点字機
点字で名前 安部 静男
安部 静男
点字一覧表
点字一覧表

7月29日(金)

今日はボランティア大学での第8回目の講義がありました。

 

講師:米島 芳文氏(石川県視覚障害者協会 理事長)

   岡野 テヅヨ氏(点字出版職員)

 

内容:音声訳ボランティアと点字紹介

 

視覚障がい者に対するコミュニケーション支援での配慮

1.点字の使用

点字を書く 

点字器(1000円くらい)、点字タイプライター(13万円くらい)、点字プリンター(300万円くらい)

 

点字を読む

点字用紙、点字ディスプレイ、音声パソコン

 

機械の値段や用途などを説明して頂きました。

点字は右から左に書いて、左から右に読むなど基本的なことを教えていただきました。

 

2.拡大文字の使用

拡大文字の提供 16ptゴシック体をよく使用する。明朝体は文字の横線が細いのだそうです。

※白い用紙が眩しいと感じる場合は配慮が必要

文字を拡大して読む 拡大鏡、拡大読書器を使用する。

※白黒反転が有効な場合、拡大読書器を使用する。

 

3.情報機器の活用

録音機器の使用 カセットレコーダー、ICレコーダー

音声パソコンの使用 文字の読み・書き、メールの送受信、ホームページの閲覧

※音声読み上げソフトをインストールして使用する。

 

4.代読・代筆サービス

書類の代読・代筆が必要な機会 医療機関、金融機関、行政窓口など

 

5.その他

音訳はなまらない。正しいアクセントで読む、間を整える。

 

点字は学術書などは向いているが、読み物(雑誌など)は音訳が向いているそうです。点字図書と音訳図書を使い分ける。それぞれ良さがある。

 

講義中に初めて点字機を使って、自分の名前を書いてみました。

うまく書けたか、理事長さんに点字を読んでもらって、正しく書けていた時は嬉しかったです。自分で読んでみようとしましたが、全くわかりませんでした。

 

点字ボランティアや音訳ボランティアの大変さを体感することができました。

実際に点字機を使ってみると、ボランティアとして活動するには訓練が必要だというのもよくわかりました。

今回の講義も貴重な体験が出来て、とても勉強になりました。

 


金沢ボランティア大学での学習(視覚障がいの理解)

7月8日(金)

今日は金沢ボランティア大学の第6回目の講義の日でした。

 

講師:米島 芳文氏(石川県視覚障害者協会 理事長)

内容:共に生きる社会を目指して ~視覚障がいの理解~

 

石川県視覚障害者協会の理事長が講師としてお話をして頂きました。

 

ご自身の体験に基づいた話で、視覚障がいを持つ方の考え方や見え方などとても勉強になりました。

 

1.視覚障がいとは・・・

全盲と弱視/視覚障がいの基準/視覚障がいのある人の数

 

視覚障がいの基準を障害者手帳を持っている人とすると、視覚障がいのある人は30万人程度で人口の約0.3%程度。石川県では全盲の人が約40%、弱視の人が約60%程度。

視覚障がいのある方は高齢化が進んでおり、約6割が65歳以上とのお話でした。

 

高齢化の原因は、医学の進歩で子どものころから視覚障がいという人は少なくなっており、大人になってから緑内障や糖尿病などが原因で視覚障がいが発症というケースが多いとのことでした。

 

2.視機能の理解

視力、視野、夜盲、眩しさ、色覚異常、それぞれについて分りやすく説明頂きました。

・医療の進歩により改善することがあります。

・拡大鏡などの視覚補助具で視機能を補います。

 

3.四つのバリアを無くする

(1)移動のバリア

バリア:道路の状況や地図などを見ることが出来ない。

解決方法:前もって計画を立てて行動する。

 

(2)コミュニケーション・情報のバリア

バリア:文字・表情が見えない

解決方法:資料を理解できるように加工する。(点字など)

 

(3)制度のバリア

バリア:免許制度、試験制度など

解決方法:制度のバリアは少しづつ無くなってきている。

 

(4)心のバリア

バリア:目が見えないから出来ないだろうという偏見など

 

4.バリアフリー社会を目指す

(1)人の力でバリアを無くする

 

(2)共用品とユニバーサルデザインの普及

・シャンプーの容器にギザギザ状のきざみがついている。(シャンプーとリンスを区別するため)

・お酒の缶のふたにお酒と点字を入れてある。

 

(3)福祉用具の活用

・色を識別する機械等

・障がいのある人自身の工夫が行われています。

 

5.心の優しさを感じる社会を目指して

・ボランティア精神が社会を変える

・心の優しさを忘れない社会

 

 

短い時間でしたが、とても分りやすく、共感できるお話でした。

 

障がいの特性を理解して、その状況に合わせた配慮、思いやりを持った対応をすることで障がいをお持ちの方のお手伝いをすることが出来ます。

 

今月は視覚障がいのある方のガイドヘルパーとしてのボランティアの予定があるので、学んだことを活かして、自分に出来るお手伝いを実践しようと思います。