8月26日(金)
金沢ボランティア大学の第10回目の講義がありました。
講師:中村 かほる氏
内容:視覚障がい者と支援機器(ロービジョンを中心に)
講師の中村さんは石川県視覚障害者協会から来られた方でまず協会の紹介がありました。
石川県視覚障害者協会では
・図書サービス(録音図書や点字図書の貸出し)
・点字出版事業
・相談支援事業
などをされているそうです。
相談支援事業では目が見えなくなったらどうしたらよいか?などの個別相談や歩行指導、相談からリハビリに繋げるような活動をされているとの事でした。
講義では特殊なメガネを使って、視力0.01・視野狭窄・白濁などを体験してみました。
視覚障がいといっても、実際は視力の低下だけではなく、いろいろな種類があるそうです。
又その状態は個々人で異なるそうで、その状態に適合した補助具を選ぶことはなかなか難しいそうです。
補助具も様々なものがあり、いろいろ体験することが出来ました。
明かりのつくものや、ルーペだけでもいろいろあって、確かに自分に合うものを選ぶのはなかなか難しいと思いました。
協会ではロービジョンルーム事業もされており、その方にあった視覚補助具の選定に関する相談も無料でしているとの事でした。
ロービジョンルームとは?
低視覚(適正なメガネを装用しても見えにくい方、視野が狭いなど)の方を対象に、日常生活における不便さ解消を図る目的で、最も適するルーペや拡大読書器等の相談や、紹介に応じています。
サービスの内容
1.ルーペや拡大読書器の紹介
2.相談員によルーペや拡大読書器等に関する相談
3.医療機関や教育機関にルーペ等の貸出し
問合せ先・申込み先
〒920-0862
石川県金沢市芳斉1-15-26
石川視覚障害者情報文化センター内
電話 076-222-8781
今回もいろいろな補助具の体験や貴重なお話を聞くことができて、とても参考になりました。