金沢ボランティア大学での学習(認知症サポーターになろう)

金沢ボランティア大学 高齢者福祉コースの第5回目の講義は『認知症サポーターになろう』でした。

 

金沢市長寿福祉課より担当の方が来て講義をしてくれました。

 

講義の中で地域の高齢化率の話がありました。

金沢市の高齢化率は全国平均よりも低いそうです。ただ金沢市内でも地区によって高齢化率がかなり異なることにビックリしました。

全国の高齢化率:26.7%(2015.10)

金沢市の高齢化率:25.6%(2017.4)

高齢化率の高い地域(金沢市):内川、馬場、松ヶ枝(~45%)

高齢化率の低い地域(金沢市):戸板、鞍月、浅川(15%~)

 

私は介護施設で働いているので、認知症の方の介護を実際にしています。

それでもこのような講義で知識を身につけることは大切だと思いました。

 

実際の施設での勤務も5年になると、慣れも出てきて自分なりの方法で対応してしまします。業務も忙しいため、きちんと相手の話を聞くということができないこともあります。

それが、認知症の高齢者にとっては混乱や不安に繋がってしまうことがあります。

 

今回基礎からまた認知症の知識を学ぶことができてよかったと思いました。

 

画像のオレンジリングは認知症サポーターの証です。

認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではなく、認知症の人やその家族の『応援者』です。

オレンジリングを身につけている人がいたら、認知症の人のお手伝いをしている人だと思ってください。

 

『認知症を引き起こすおもな病気』

アルツハイマー病・・・大脳皮質連合野や海馬領域を中心にβアミロイドというたんぱく質のごみ、続いてタウタンパクが神経細胞内に蓄積し、見当識障がいのほか、不安・うつ・妄想が出やすくなる。(認知症の約50%)

 

脳血管性認知症・・・脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などの為に、神経の細胞に栄養や酸素が行きわたらなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れて、意欲が低下したり複雑な作業が出来なくなったりする。(認知症の約15%)

 

レビー小体型認知症・・・パーキンソン症状や幻視を伴い、症状の変動が大きいのが特徴(認知症の約15%)